PC1台でSerato DJのプレイと録音を完結させる方法|DJ歴18年が選んだ機材構成(配線図つき)

DJにとって、
MIX作品は名刺代わりのようなもの。
SNSで音源を公開できれば、
クラブDJオファーは間違いなく増えます。

QRコードを名刺代わりに配って
アピールすることもできるので、
他のDJよりも1つ上のレベルに行ける。

結論
Serato DJのプレイと録音をPC1台で完結させるためには、高価な機材や複雑なシステムは必要ありません。

必要なのは次の3点だけです。

  1. Seratoが安定して動くMacbook
  2. オーディオインターフェース
  3. 音の流れを正しく理解すること

そして、あなたがやるべき事は以下の3点のみ。

  1. 足りない配線・機材は何か確認(最小限)
  2. DJ機材から“PCへ音を返す経路”を理解する
  3. 毎回同じ環境で作業できるようにする

この3つさえクリアすれば、
あなたもDJとして、世に作品を残せます。

REKORDBOXやTRACTORなど
Setaro以外のDVSを使ってる人も応用できる内容なので、
最後まで要チェック!

目次

PC1台完結型と機材買い増し型を比較

MIXを録音するために機材を買い増しした場合と、
今手元にあるPCのみで完結させた場合を
比較してみましょう。

PC1台完結型機材買い増し型
余計なお金がかからない
シンプルだからトラブル時の原因特定が簡単
DJ機材周りのレイアウトがスッキリする
余計な機材を買って、お金が無駄になる
どこでノイズや音割れが起きているか特定しにくい
配線迷路化、機材置くスペースがなくなる
結果、「録りたい瞬間」を逃す

RECは、上手くいくときはいいけど、
一回事故ると一気に心が折れて
再起不能になります。

だから自分は、機材を増やす方向じゃなくて、
「最小限の出費でできる最高の環境作り」
に寄せました。

それが、PC1台完結スタイルです。

SeratoのDJ MIX録音3パターンと
メリット・デメリット

まず、SeratoのDJプレイを録音する方法は
大きく分けて3つ。

※結論、この記事が進めていくのは
最もクオリティ・作業性の高い”パターンB”です。

結論を急ぐ方は飛ばしてください。

パターンA:Serato Proの録音機能でREC

メリットデメリット
Seratoのみで簡潔
追加費用0円
Serato DJ Liteでは録音機能無し
音質調整が視覚的にできない
重ね録りできない(本番1発録り)

デメリットの方が遥かに大きいため、
まともなMIXは録音できないと言っても良いでしょう。

Seratoの録音機能は、MIXのRECではなく
アナログ音源を取り込む等で利用したほうが無難です。

パターンB:同じPC内で録音ソフトを使う

メリットデメリット
音質調整ができるため、質の良い作品ができる
重ね録りややり直しが簡単にできる
オーディオインターフェース等が必要
簡単な音の流れを理解する必要がある

本記事は、
このデメリットをいかに潰すかという内容です。
最小限の投資で、最高のMIXを、簡単な知識でモノにする。
これがゴールです。

録音する為には高額なソフト代がかかるだろ!!
って思った人、鋭いです。

…かからないんだな、これが。
(後述します)

パターンC:外部レコーダーで録る

メリットデメリット
Seratoを起動しているPCへの負荷が少ない
外部へMIXデータをバックアップできる
高額な録音機材や別PCが必要
新たに配線やスペースが必要

MTRや別のPCで録音すれば、
メリットはありますが、何かとお金がかかります。

必要な機材は? 5つに分けてチェック

この記事を読んでくださる方なら、
既にある程度揃っているものだとは思いますが、
念のためチェックしていきましょう。

1.Seratoが安定して起動するMacBook

まず大前提として、
安定して動くことが最優先です。

なぜなら、DJで使用するMacbookに内臓されているDTMソフト”GarageBand”を、同時に使用するからです。

2.USBアウト端子のあるミキサー

Serato対応インターフェースが内臓
されているミキサー及び、
コントローラーが必要です。

理由は、
一度ミキサーに入ってきた音を再びMacbookに戻す流れが必要になるからです。

オススメのミキサーは
Pioneer DJM-Sシリーズや、Raneミキサーなど。

コントローラーなら
Pioneer DDJ-FLXシリーズなど

👉 ここは必ず自分の機材の仕様を確認してください。

機材を探したい方はこちら
サウンドハウス
OTAI RECORD

3.オーディオインターフェース

オーディオインターフェースは
簡単に言うと「音質の為に必要」です。

人によっては唯一、
少しお金のかかる部分になるかもしれませんが
難しく考えず、1つは持っておきましょう。

そこまで高価なものは必要ありません。

安いものは5000円以下でGETできますが、
オススメなのは10,000~20,000円程度のもの。

USBハブ(3.0推奨)

意外と重要なのがUSBハブ。
データの転送速度をUPさせるため、
USB2.0ではなく、3.0がオススメ。

価格差はあまりありません。
ポート数には注意してご準備ください。

  1. ミキサーとの接続で1ポート
  2. インターフェースから1ポート
  3. 予備で1ポート

と、考えると
3ポート以上あるものがオススメです。

配線・音響機材

最低限、以下は必要です。

  • ヘッドホン(録音チェック用)
  • RCA配線(インターフェース→スピーカー用)
  • RCA配線(ミキサー→インターフェース用)
  • USB配線(PC→ハブ→ミキサー用)
  • スピーカー(アンプ内蔵・AUX端子あり)

高級機材は不要です。
安定して音が鳴るかどうかがすべてです。

配線図とGarageBand設定

配線図(超重要)

PC一台でDJ PlayからRECまで完結できる
配線はこうなります。

音の流れを追っていくと、

①PCの音源とSeratoがUSBでミキサーへIN
②DJ Playをする
③DJ Playがオーディオインターフェースへ入る
④インターフェースからスピーカーへ音が伝わる
⑤インターフェースからPCへ音が戻る
⑥戻ってきた音をPC内で録音する
⑦録音した音をAUXでスピーカーへ伝える
⑧録音した音を聴きながらDJ Play重ね録りする
⑨録音を繰り返してMIXを創り上げる


となります。
オーディオインターフェースの重要性がよく分かりますね。

GarageBandで録音する

GarageBandは、
アップルが提供する無料の音楽制作ソフトで、
Macbookには最初からインストールされています。

無料とは思えないクオリティで、
録音後にも、細かなイコライザー調整や
エフェクトの追加が可能です。

低予算でできるカラクリはここにあります。
DTMソフトは買うと5~10万はしますから…。

作業に慣れてきたら互換性のある
”Logic Pro”へグレードアップし、更なるクオリティのMIX制作やトラックメイクも可能。
(筆者はLogic Pro使用)

GarageBandの設定と使用法

入力設定(超重要)

録音する為にGarageBand側でやることは
そんなに多くないので、
難しく考えず進めていきましょう。

①GarageBandを開いて、
 新規プロジェクト→空のプロジェクトを選択。

②トラックのタイプを選択画面で
 左下の「音源の接続先☛」をクリック

 ※トラックのタイプはオーディオ欄の
  マイクのアイコンでOK

③設定画面が開くので
 オーディオ/MIDIタブの”デバイス”欄の
 「入力デバイス」を接続しているUSBに変更する
 ※初期設定は「内臓マイク」

  になっていると思われます。
 ※USB接続の名称は

  インターフェースによって異なります。

④先程のマイクのアイコンをクリックし、
 制作画面に入る

 DJ機材から音を出し、音量メーターを見て
 音源が認識されているか確認する

ここまでくれば録音する準備は整いました。
あとは画面上部のボタンで録音開始。
DJ Playの音を認識しないようであれば、

  • Macの「サウンド設定」
  • ミキサーのUSB設定

を再確認してください。
(※具体的な機種別手順はここでは割愛)

GarageBandの使用方法まとめ

ここまでの作業を簡単にまとめておきます。

  1. GarageBandで新規プロジェクト作成
  2. 入力を該当するUSBに設定
  3. オーディオトラック1に音が来ているか確認
  4. 録音ボタンを押す
  5. SeratoでPlayする

GarageBandの機能応用編

①トラックを分けて重ね録りや
 部分的なやり直しをする

 (オーディオ1の左上の+をクリック)

②録音した曲の音量やイコライザーを調整する
 ミックス→「オートメーションを表示」

③録音した音量の微調整や、Low / Highの調整を行う

まとめ

PC1台でSerato DJのプレイと録音を
完結させるために必要なのは、

  • 動作の安定したMacBook
  • USBアウト付きミキサー
  • オーディオインターフェース
  • GarageBandの入力設定

これだけです。
RekordBoxやTractorを使っている方も
原理は同じです。


あとは、音の流れを理解して固定すること

ミキサーのTRIMやマスターレベルはフラットにして、録音する音量はオーディオインターフェースで
調整しましょう。
最終的な音量調整(マスタリング)は別記事で解説します。

ここまでできれば、
「録音できない」「分からない」状態からは確実に抜け出せます。

深夜に思考が深くなる時間に回すMIXや、
朝の静けさに合わせたセットを作りたい人は、
こっちも合わせてどうぞ。

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