DJが選ぶ「作業に集中できるJAZZY HIPHOP」10選

作業中に音楽を流していると、気分はいいけど集中できない。
逆に静かすぎると、気持ちが乗らない。

そんなときにちょうどいいのが、
Lo-Fiでジャジーな質感を持ったHIPHOPです。

この記事では、DJとして現場や日常で実際に聴いてきた中から、
作業に集中しやすく、長時間流しても邪魔にならない
JAZZY HIPHOPを10作品紹介します。

仕事や副業、読書や夜の作業時間のお供に、
ぜひ参考にしてみてください。

作業用って事で、主にラップや歌の無い、インストゥルメンタルアルバムを紹介していくよ!

目次

なぜLo-Fi / JAZZY HIPHOPが作業に向いているのか

  • BPMが80~95とスローテンポで安定している
    R&Bやバラードのようにスローテンポ過ぎると眠くなりますが、
    BPM60~95は人間の心拍数に近く、適度なリラックス効果があります。
  • 歌詞が主張しすぎない
    今回ご紹介するのは歌詞の無いインストゥルメンタルや、歌い方が落ち着いているものばかりです。
    余計な情報が入ってこないため集中力を邪魔することがありません。
  • グルーヴが一定
    J-POPでは1曲の中に始まりから終わりまで展開がありますが、
    Lo-Fi HIPHOPは一定のグルーヴでビートがループしている為、気分の起伏を最小限に抑えられます。

おすすめのLo-Fi / Jazzy HIPHOP 10選

1.Monolog / Re:Live Plus – JAZZ meets HIPHOP CLASSICS

  • 雰囲気
    日本人ビートメーカー作品。全体的にJAZZ色強めのHIPHOP名曲カバー。
    オーガニックで乾いたドラムと透き通るようなピアノの旋律が美しいアルバム。
  • どんな作業に合う?
    深夜、コーヒーを飲みながら勉強や作曲、会社から持ち帰ったデスクワークをこなす時の強い味方になると思います。
  • DJ目線で一言
    作業に集中するのと同時に、90’s HIPHOPやサンプリングソースにも詳しくなれる素晴らしいアルバム。
    この記事を書いている今も、すごく作業が捗ってる。
    ラップがなく、薄いコーラスだけが乗ってくるのが気持ちいい。BARやラウンジでPlayすると雰囲気出るやろうなぁ。

    このアルバムはこちらでゲット可能(Amazon)

2.Blackalicious / 40oz for Breakfast

  • 雰囲気
    フワフワとした浮遊感のある曲で淡々としたラップが落ち着く。
    朝方のまだ薄暗い時間帯を感じさせる、8分弱もある長い曲。
  • どんな作業に合う?
    何かを新しく考えるというよりは、暗記するような作業に向いていると思います。
    この曲は長いので、10分間だけ集中したい時などにオススメです。
  • DJ目線で一言
    まだお店にお客さんがいない時間帯や、朝方にかけていた1曲。
    この淡々と進むビートと、抑揚のない語るようなラップと、長ったるい間奏。無限ループで聴けます。
    あまり知られていない曲だから、市場に音源はないけどApple Musicにはあったから要チェック。

3.Pete Rock / Pete-Strumentals

  • 雰囲気
    Pete Rockらしいしっかりしたビートの上にソウルフルな雰囲気がループする傑作アルバム。
    全曲通してインストゥルメンタルで、夕暮れを感じるような雰囲気が漂う。
  • どんな作業に合う?
    仕事や勉強はもちろん、アルバム全ての曲がどんなシチュエーションにも合うと思います。
    歌詞が一切ないので、考え事をする時にもオススメです。
  • DJ目線で一言
    DJとしてはとてもお世話になった1枚。Petestrumentalシリーズは現在4枚リリースされてる。
    どれを聴いても気持ちがいいし、最近のネオシティポップとかにも影響を与えた名盤だと思います。

    このアルバムはこちらでゲット可能(Amazon)

4.Kero-One / Windmills Of The Soul(Instrumentals)

  • 雰囲気
    Lo-Fi / Jazzy HIPHOPではお馴染みの、日曜日の昼間を感じさせるような気だるいJazzy HIPHOPアルバム。
    これを聴かずしてLo-Fi / Jazzy HIPHOP は語れません。
  • どんな作業に合う?
    休日にも関わらず作業しないといけない時、このインストアルバムなら心地よい充実感を味わえると思います。
    天気のいい日はこれを聴きながらウォーキングするのもアリ。
  • DJ目線で一言
    韓国系アメリカ人Kero-Oneの極上メロウ1stアルバム。すべての曲が優しいグルーヴに包まれた名盤です。
    今回は作業用BGMということでインストゥルメンタルアルバムをご紹介しましたが、
    彼の愛あるリリックが乗った元盤のほうもぜひご視聴あれ。

5.DJ CAM Quartet / Rebirth Of Cool

  • 雰囲気
    HIPHOPとJAZZを融合させた、DJ CAM率いるヒップホップバンドが奏でる「夜」な雰囲気のアルバム。
    どこか涼しげで、程よいスクラッチが心を落ち着かせてくれる一枚です。
  • どんな作業に合う?
    夜20時~24時に集中して勉強したり、仕事をする時にオススメ。
    まったりした雰囲気なのに少しだけテンションを上げてくれるので、眠くもなりません。
  • DJ目線で一言
    作業用BGMとしてはもちろん、オシャレなカフェやBARで何度も耳にしたアルバム。
    DJ CAM氏の曲はどれもMIXしやすいし、落ち着いた空間を創り出せるから気に入ってます。

    このアルバムはこちらからGET可能(Amazon Music)

6.BLAZO / COLORS OF JAZZ

  • 雰囲気
    ジャケットにある通り、緑や虹を感じさせるような爽やかなインストゥルメンタルアルバム。
    ドラムはHIPHOPビートですが、少し控えめな印象。とにかくピアノが美しいです。
  • どんな作業に合う?
    暖かい日、カフェや自宅のベランダで陽の光を浴びながら作業すれば幸せになれる事間違いなしです。
    穏やかな気持ちにさせてくれる曲ばかりなので、試験や納期が迫って焦っている時の作業にもいいかもしれません。
  • DJ目線で一言
    どこの国のアーティストなのか調べても分からなかったけど、リリース当時は24歳のHIPHOP系ピアニストの作品。
    どことなくジブリっぽいっていうか、風が胸を吹き抜けるような気持ちにさせてくれる一枚。

    このアルバムはこちらからGET可能(Amazon Music)

7.Kan Sano / Fantastic Farewell

  • 雰囲気
    宇宙や不思議の国をイメージするような、神秘的な音作りが特徴のアルバム。
    わざと不規則に聞こえるようなビートの打ち方がオシャレで都会的な雰囲気を演出してくれます。
  • どんな作業に合う?
    Kan Sano氏のビートはすごく意識の高い、インテリジェンスな雰囲気をまとっているので、
    デザインや企画案など、新しいものを創造する時の作業に向いているような気がします。
  • DJ目線で一言
    近年のシティポップ好きにも刺さる、鍵盤の魔術師ことKan Sano氏の初期作品。
    色んなジャンルの良いところを吸収して、唯一無二のグルーヴを創り出している。
    フロア映えもするし、天才ですねぇ…。

    このアルバムはこちらからGET可能(Amazon)

8.Common / One Day It’ll All Make Sence

  • 雰囲気
    最初から最後まで、まるで水の中にいるような透明感を感じるアルバム。
    夜、みんなが寝静まった頃にひっそりとこれを聴きながら夜風に当たりたくなります。
  • どんな作業に合う?
    インストゥルメンタルばかり聴いて眠くなった時、程よくテンションを上げてくれるので、
    「あと少し頑張らないと」という時に聞くべきアルバムです。
  • DJ目線で一言
    このアルバムの中の「Retrospective For Life」「G.O.D」「All Night Long」はぜひ聴いてほしい。
    ローリン・ヒルやエリカ・バドゥが加わってソウル感もある素晴らしい曲です。雰囲気マジ最高。

    このアルバムはこちらからGET可能(Amazon)

9.DJ Mitsu The Beats & FAT LOOP / loop amplitude

  • 雰囲気
    DJ MIXのようにスムースに曲が繋がって構成されている90’s HIPHOPのジャズカバーアルバム。
    最初から最後まで、抜群にオシャレなインストゥルメンタル作品です。
  • どんな作業に合う?
    曲間の無音がなく、音が途切れないので1時間みっちり集中したい方にオススメ。
    ドラムはファンキーなので、作業がしんどい時間帯でも元気を与えてくれます。
  • DJ目線で一言
    GAGLEのMitsu The Beatsさんはこの世で最もリスペクトしているアーティストです。
    どうやったらこんなにカッコイイ雰囲気が出せるんでしょうね。脱帽です。

10.DAMU THE FUDGEMUNK / Spare Time

  • 雰囲気
    Jazzの力強い部分を存分に引出した、男らしい無骨さを感じるインストゥルメンタルアルバム。
    穏やかなピアノループの上を、ゴツゴツした太いドラムが疾走するヘッドバンギンサウンド。
  • どんな作業に合う?
    やることが既に決まっていて、ノリノリで作業したい時。
    筋トレやスポーツの自主練にも合うと思います。
  • DJ目線で一言
    とにかくオトコ臭いというか、前のめりなJazzy HIPHOPです。
    ビート自体は太いけどループは単調なので、音量小さ目でデスクワークするのもありかも。
    俺はこのアルバムでよくスクラッチの練習したなぁ。

まとめ

作業中の音楽は、集中力や気分に良くも悪くも大きく影響します。

今回紹介したJAZZY HIPHOPは、
どれも日常に自然と溶け込む作品ばかりです。

その日の気分や作業内容に合わせて、
自分に合う1枚を見つけてもらえたら嬉しいです。

ぐるにゃん

もしこの記事が気に入ったら
他の記事も見てみてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次