ナイキやアディダスも大好き。
でも──「そろそろ足元を大人っぽく、ストリートで差をつけたい」
そう感じている30〜40代男性に、確実に刺さる選択肢があります。
それが Clarks(クラークス)のWallabee(ワラビー) です。
本記事では、
- Clarksの歴史
- なぜHIPHOPカルチャーで支持されたのか
- ワラビーという靴の正体
- おすすめモデル
- サイズ感のリアル
- コラボ年表
までを、10分で体系的に理解できるロードマップとして解説します。
クラークスはスニーカー以外の数少ない選択肢
Clarksは
スニーカー以外でストリートファッショに溶け込む、
数少ないフットギアです。
HIPHOPカルチャーと深く結びつきながら、
・派手すぎない
・若すぎない
・若作りに見えない
・でも確実に“わかってる感”が出る
この絶妙な立ち位置が、今の大人世代にフィットします。
Clarksの歴史はブラックミュージックと共にあった
Clarksは1825年、
イギリスで誕生した老舗シューズブランドで、
履き心地・耐久性・実用性を重視したブランドです。
その中で1960年代後半に登場したのが Wallabee(ワラビー)。
モカシン構造とクレープソールを組み合わせた、
当時としては異色の一足でした。
ワラビーブーツはHIPHOPファンの間では
「Wallys(ウォーリーズ)」の愛称で親しまれ、
Late1980’s~1990’sに活躍したラッパー”Slick Lick”や
Wu-tang ClanのRaekwonやGhostface Killahが愛用。
2026年には日本で最も有名なレコード店のひとつ、
マンハッタンレコーズとコラボもしています。
151足限定。
Clarks×Atmos×Manhattan Records
なぜClarksはHIPHOPカルチャーにハマったのか?
Clarksは「HIPHOPに寄せたブランド」ではありません。
むしろ逆で、HIPHOPカルチャー側が、Clarksを気に入った。
ここが、このブランドの一番面白いところです。
その背景には、単なるファッション流行では説明できない
文化の“導線”が3段階で存在していました。
① Clarksは、ジャマイカでは既に「カルチャーの象徴」だった
HIPHOP以前に、Clarksは
ジャマイカのダンスホール/レゲエ文化の中で特別な存在でした。
Clarksのワラビーは、単なる革靴ではなく、
「良い身なり」「自分の格を誇示するサイン」だったと
多くの文化史・取材記事で語られています。
2019年にはレゲエアーティストjahvillaniが
Clarksに関する曲をリリースして再生回数600万回のHIT。
このように音楽と結びつき、歌詞で語られ、現場で共有されることで
「Clarks=カルチャーの一部」という地位が自然に固まっていきました。
ティンバーランドブーツと同じように、
Clarksは、“HIPHOPに支持されたストリートの正装”
になっていたのです。
② 移民コミュニティを通じて、NYのストリートに持ち込まれた
次の重要な段階が、ニューヨークです。
ジャマイカ系移民が多く住むブルックリン周辺では、
ジャマイカで培われたスタイルや価値観が
日常的にストリートへ持ち込まれていました。
その中に、Clarksの靴文化も含まれていた、
という流れは複数のファッション・カルチャー記事で共通して語られています。
ここでClarksが“ハマった理由”は、かなり現実的です。
- スニーカーほど子どもっぽく見えない
- ドレスシューズほど堅くない
- 太めのパンツとも相性がいい
- 「わかる人にはわかる」適度な匿名性がある
つまりClarksは、
**ストリートにおける「第三の靴」**として機能しました。
ナイキでもアディダスでもない。
でも、革靴ほど背伸びもしない。
この立ち位置が、
90年代に向かうNYストリートの空気と噛み合っていきます。
③ Wu-Tang Clanが「HIPHOPの象徴」に押し上げた
そして決定的だったのが、
90年代の東海岸HIPHOP、とくに
Wu-Tang Clan 周辺の存在です。
Wu-Tangのメンバーの中でも、
Ghostface KillahがWallabeeを象徴的に履き続けたことは、
多くのメディアで周知の事実です。
彼は、ワラビーについて曲もリリースしています。
ここで起きたのは、
Clarks=HIPHOPの“言語”化です。
- 音楽の中で言及される
- ビジュアル(ジャケット、MV、スナップ)で繰り返し見せられる
- それが後年、公式コラボとして形になる
この3点が揃ったとき、
Clarksは単なるファッションブランドを超えて
「カルチャーの象徴」になりました。
重要なのは、Wu-Tang Clanが
Clarksを流行らせたかったわけじゃない
ということ。
彼らのライフスタイルやセンス、ストリートでの在り方が
自然とClarksを選んだだけであって
それが結果的に、世界中のHIPHOPリスナーに伝わっただけなのです。
おすすめ①|まず履くならこのワラビー
コラボ系:Wu-Tang Clan ×Wallabee

※本画像はClarksおよびWu-Tang Clanの公式ビジュアルではなく、
カルチャー解説を目的とした非公式イメージイラストです。
やはりデニムに合うイエローブーツが王道です。
ティンバーランドブーツを履くよりも
「わかってる感」を演出できるし、モノ自体もレア。
ヤフオクやメルカリでたまに出品されているのを見かけます。
HIPHOPファン憧れの一足としていかがでしょう。
定番:Wallabee メープルスエード
定番中の定番カラー、メープルスエード。
どんな色のパンツにも合わせやすく、
大人っぽいストリート感を演出できます。
定番その2:Wallabee ブラック
何にでも合わせやすいブラックカラー。
値段もお手頃で、初めてのモカシンブーツとしても
使いやすい一品。
定番その2:Wallabee BEESWAX ブラウンレザー
くすんだブラウンレザーが高級×大人っぽさを
さりげなく主張してくれる一品。
筆者のお気に入りはこれです。
サイズ感は”スニーカーより0.5cm下げ”と言われるが…
一般的にスニーカー基準より、0.5cm下げが目安と言われますが
その情報を鵜呑みにするのは厳禁。
個人差はあると思いますが、
かならず試着してからの購入をおすすめします。
以下、筆者の失敗談を例に解説します。
失敗した筆者の足サイズは、
ナイキ ジョーダン1(LOW)で27.0㎝がジャストフィット。
アディダスのスタンスミスでも27.0cmが丁度いい。
これを前提に、0.5㎝下の26.5cm(UK8)
ワラビーJILGITをネット購入したところ

かなり大きくて大失敗でした。サイズは間違いなく26.5cm(UK8)。
目測で2.0㎝以上は違います。
その失敗を活かし、別のClarks 25.5㎝を購入。

こちらはぴったりでした。(若干余裕あり)
つまり筆者の場合はスニーカーは27.0㎝でも
Clarksでは-1.5~2.0cmの差が出るという検証結果となりました。
同じワラビーでもモデルの違いや素材感で
サイズ感も変わってくるようです。
必ず店頭で試着してから購入しましょう。
コラボ年表|Clarks×ストリートの進化
| 年 | コラボ相手 | 主なモデル / 内容 | カルチャー的意義 |
|---|---|---|---|
| 2017 | Drake | Desert Boot | UKルーツ×現代HIPHOPの橋渡し |
| 2018 | Wu-Tang Clan (Wu Wear) | Wallabee | HIPHOPカルチャーとの 明確な絆を具現化 |
| 2019 | Supreme | Wallabee / Desert Trek | ストリート主流化の決定打 |
| 2020 | Aimé Leon Dore | Wallabee | NYストリートとEUクラシックの融合 |
| 2021 | BEAMS | Wallabee Boot GTX | 日本市場向け実用進化 |
| 2023 | Supreme | Wallabee(GORE-TEX) | 冬×高級ブランディング |
| 2024 | Kith | Wallabee(Exclusive) | 大人ストリートの完成形 |
| 2025 | Bodega | Wallabee Patchwork | 伝統と現代の融合 |
| 2026 | Atomos × Manhattan Records | Wallabee | 151足限定。日本のHIPHOPカルチャーとの新時代 |
まとめ
Clarksは、定番スニーカーと差をつける
大人のストリートシューズです。
ナイキ・アディダスから一歩進みたいなら、
足元を「Clarks」に変えるだけで、HIPHOPカルチャーへの愛、
そして自分自身のスタイルをアピールすることができます。

